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・警察は投稿に使われた携帯電話のIPアドレスや個体識別番号の提出を受け、これを
携帯電話会社に照会、契約者の住所や名前がわかった。
コメンテーターの本村健太郎(弁護士)は「本人はカンニングのつもりでやったので
あって、まさか偽計業務妨害といった犯罪になるとは思っていなかっただろう。ある意味で
前途有望な受験生であり、逮捕されるかどうか微妙なところだ」と見ている。
これに対し、タレントの大沢あかねは「罪の意識がないといっても、他の受験生だって
人生がかかっている。ほんとうに迷惑な話だ」と厳しい意見。
ここで、キャスターのテリー伊藤が問題提起。大学は安易に警察に頼ったのではないか
というのだ。伊藤によれば、入試問題が流出した京大、同志社大、早稲田大、立教大を
すべて受験した学生はそう多くはないはずで、大学が協力して調べれば、本人を特定
できたのではないかという。
「学校のカンニングで警察に逮捕されるなんてことはなかった。今回、すごい前例を
つくることになる。僕らの時代には、学園に警察権力が入ることには違和感があった」
学園紛争の時代を知る世代の中には、同様の思いをもった人も少なくないかもしれない。
それより若い世代の本村は、「警察に頼まなかったら、時間がかかって合格発表の日まで
間に合わない可能性があった」
ともかく、こうした「ネット・カンニング」に対抗できる強い防御手段が必要だ。番組では今回の
事件で注目が集まっている携帯電話を圏外にする抑止装置も紹介したが、具体的な導入には
まだ課題があるようだ。(一部略)
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