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パリを本拠とする高級ブランド「クリスチャン・ディオール」のクリエイティブ・ディレクターで、
英ファッション・デザイナーのジョン・ガリアーノ氏(50)=写真右=が、反ユダヤ的発言を
行ったことで「ディオール」から解雇されたことを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・
テレグラフ」紙より)。
ガリアーノ氏は、2月24日にパリのカフェでカップルに対して差別的な発言を行い、ジェラル
ディン・ブロックさん(35)には「汚いユダヤ人め、おまえたちは死ぬべきだ」、フィリッペ・
ヴァーギッティさん(41)には「アジア人のクズども。おまえを殺してやる」という暴言を
吐くなどし、警察に身柄を拘束された。
また、これとは別に、昨年12月にもパリのバーで2人のイタリア人女性を相手に「君たちの
ような人間は死ぬべきだ。母親や先祖は全員ガス室送りだ。私はヒトラーを愛している」
と発言。ただし、この2人はユダヤ人ではなかったとされる。
その模様は携帯電話でビデオ撮影されており、画像を入手した「サン」紙のウェブサイトで
公開された。
さらに、別の女性も昨年10月に同じバーでガリアーノ氏から反ユダヤ的な侮辱を受けたと
警察に通報している。
ディオールのシドニー・トレダノ氏は「ジョン・ガリアーノの発言を断固として非難する」と話し、
ガリアーノ氏が早急に解雇されるよう法的手段を取る予定だという。
一方、先日行われた米アカデミー賞授賞式で主演女優賞を獲得したユダヤ系米国人の
ナタリー・ポートマンさん(29)=同左=は、ビデオにショックを受け、「ジョン・ガリアーノとは
どのような形でも2度と関わりたくない」とコメント。ポートマンさんは、「ディオール」の香水の
モデルを務めている。
URLリンク(www.japanjournals.com)
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