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漆器製造販売の越前漆器(鯖江市莇生田町、森下直樹社長)はこのほど、福井県の支援を受け、中国に越前漆器を輸出。
上海市の漆器専門店で販売が始まった。県によると、中国企業と商談が成立し、
貿易手続きをして県の伝統工芸品が輸出されるのは初めて。
同社は国内市場が縮小する中、未開拓の中国市場へ「日本の文化」としての越前漆器を売りこもうと計画。
県は、同社社員とともに上海事務所駐在員が現地企業を訪問し商談をフォローしたり、貿易手続きのサポートを行った。
中国で販売しているのは、上海市内唯一の漆器専門店「梵谷(ぼんたに)」。同市内の路面店と百貨店内の2店舗で、
文庫箱や花器、漆塗りボールペンなど計14アイテム136商品を並べている。
店舗スタッフらによると、日本製品の仕上げの丁寧さや塗料の質の良さが好評という。
森下社長は「中国では漆製品を食器として使う文化がないため、まずは雑貨から販売し漆のよさを理解してもらい、
食器や箸などの販売にもつなげたい」と話している。
また県は、将来的には中国市場のニーズに即した商品を現地で企画・デザインし、越前産地で生産する
OEMビジネスへの発展を期待。
「今後に大きくつながる道筋ができた。さらに意欲のある地場産業をきめ細かく支援し、輸出促進を図りたい」
(県国際・マーケット戦略課)としている。
県などは17日午後1時半から、鯖江市文化の館で「海外事務所駐在員セミナー」を開催し、販路開拓事例を紹介する。
参加無料。申し込みは14日締め切り。
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)
中国・上海市の百貨店内の店舗で販売されている越前漆器
URLリンク(www.fukuishimbun.co.jp)