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・仙台市在住の男子予備校生(19)の知人らは3日朝、「おとなしい子」「入試の不正なんてする子じゃない」と
驚きの表情を見せた。山形県に在住する祖父(77)によると、予備校生と連絡が取れなくなり、同日朝に
母親が祖父に「おとうさん、ごめん。おとうさん、ごめん」と言い残し捜しに出かけたという。「なんでこんなことに
なるのか……」。予備校の関係者が沈痛な表情で語った。
男子予備校生が高校まで暮らしていた山形県内の実家には、祖父と祖母、母が3人で暮らす。
祖父によると、予備校生は今春、早稲田大など二つの私大に合格し、京大の合格発表を待っていた。
祖父は「とにかく驚いている。最後に会ったのは昨夏、1泊だけ帰省した時。友達と朝まで騒ぎ、翌日仙台に
帰ったので、あまり話さなかった」と話した。
近所の無職男性(74)は「おとなしい子で、会えば『こんにちは』とあいさつする程度の仲だった。
中学ではバスケットと陸上をしていた。2月下旬ごろ早稲田に受かったと聞き、家族は喜んでいたのだが」。
近所の主婦(75)は「2、3日前に早稲田大に受かったっておばあちゃんから聞いた。入試の不正なんてする
子じゃない。一人っ子で可愛がって育てていたと思う」と話した。
男子予備校生が通っていた山形県立高校では雪が舞う中、午前7時過ぎから生徒が次々と登校した。
2年男子(17)は「卒業生と聞きびっくりした」。校長は「昨年卒業し仙台市の予備校に通う男子生徒が
京大を志望しているが、投稿に関与しているかは分からない。現役の時は早稲田大を受験した。自分の
学校の生徒でないことを願う」と話した。
男子予備校生が通っていた仙台市青葉区の大手予備校には、早朝から大勢の報道陣が詰め掛けた。
女子予備校生(19)も「ハイテク化でこういうカンニングが出てくるのは仕方ないので、取り締まりが
厳しくなるのは妥当」と話した。(抜粋)
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