【話題】 ひろゆき氏 「国を守るために戦うっていうのはどうかと思う。(他国に国土を譲渡しても) いいんじゃないの? 」★17at NEWSPLUS
【話題】 ひろゆき氏 「国を守るために戦うっていうのはどうかと思う。(他国に国土を譲渡しても) いいんじゃないの? 」★17 - 暇つぶし2ch495:名無しさん@十一周年
11/03/03 00:59:25.49 Ez/Jxs8E0
前回に引き続き「一体化の願望」について考えている。というのも、これこそが人類の究極の願望ではないかと思えるからである。
たとえば宗教であれば、「神」というより偉大な存在に己を委ねることによって安心し、「自我の肥大=ナルシシズムの肥大」
という快感が生じる。「神」が「国家」に置き換えられれば「信仰」は「愛国心」となり、「種族」ならば「民族主義」、「血筋」
ならば「血統主義」となるだけのことで、自我を何かに託す構造は何ら変わらない。 

要するに、人は何かしらの「より大きく揺るぎない複合的な自我」に繋がって一体化し、「個の心細さ」を補強することに
安心感と快感を味わう存在なのだ。
しかも、その対象はあらゆるものに置き換え可能で、それこそ「サッカーのチーム」でも「SM同好会」でも「社会運動団体」
でも何でもいいのである。 恋愛、セックス、子育てもまた、紛れもなく「対象との一体化」の快感が土台になっている。
ただ、この場合は非常に単位が小さく、ほとんど「一対一」の関係だ。

面白く思うのは、男性のほうがより大きな自我に帰属するのを好み、女性はむしろ小規模で密接な一体化を好むという、
性別による非対称性で好む女性をバカにするが、それは単にアイデンティティの不安の度合いに過ぎないのでは……
などと感じてしまうのである。

一体化幻想の対象が恋愛相于だろうと国家だろうと、そこに大した変わりはない気がする。
大きくて抽象的だから知的だとか、小さくて密接だから現実的だとか、そんなところに優劣をつけることに意味はない。
むしろ、優越感によって視点がブレるので、邪魔な行為だとすら思うのだ。 

ま、とにかく、「自分以外の存在との一体化」が、各人のよるべなき自我を補強してナルシシズムを満たす行為であり、
人類の普遍的かつ究極の願望であることは確かなのであろう。 

と、ここで思い出すのは、アニメ『新世紀エヴァングリオン』だ。
人類が「個」であることを捨て、より大きな「全体的自我」に統合されることを目論んだ「人類補完計画」……
あれは要するに人類の究極的願望を叶える計画であったはずだが、何故破綻したのか?

 次回はそれを考えます。


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