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>>1の続き
殺処分は検査で陽性が確認された後、県や市の職員約150人が24時間、3交代で進める予定だが、
栄林勝美副市長は「恐らく埋め立て処分をすることになるが、10万羽を埋めるには約20アールが必要。
国有地や公有地が少なく、適切な場所が確保できるのか心配」と話した。
■「しばらく収入なくなる」
五條市で約1万羽の肉用の鶏を育てている養鶏場には午後1時過ぎ、養鶏組合から鶏の移動自粛を求める
ファクスが届いた。経営者の家族(53)は「市内で起きるとは思ってもみなかった。しばらく収入はなくなる。
どう乗り切ればいいのか」と力無く話した。養鶏場では生後90日で出荷している。「出荷が再開された時、
少し日数がたった鶏も業者に買ってもらえればいいのですが……」
ヒヨコを全国の養鶏農家に出荷している県内のある業者は、移動制限以上に風評被害を心配した。
「以前から衛生管理を徹底してきたという自負がある。
なのに、同じ県内にいたヒヨコは安心できないとでも思われたら、たまったものではない」
「ついにきたか」。大和郡山市池之内町の「堀内エッグファーム」の堀内丈徳さん(48)はそんな声を漏らした。
同社は鶏舎2カ所(6600平方メートル)で約2万5千羽を採卵用に飼育。目の細かいネットを張り、
石灰と消毒薬をまいて感染防止策を取ってきた。「どの養鶏農家も自分の所からは出さないように気をつけていた。
それでも、空から鳥が来れば対策は難しい」
了