11/03/01 00:44:25.35 taKhjrks0
「とくダネ!」でおなじみ
大村正樹リポーター
――アナウンサーをやっていて大変だった・良かったと思う出来事はありますか?
大変というかね、最近の出来事で言うとスマトラ島沖地震。取材で現地に行ったんだけど、死体がそこら中に転がってるんだよね。
あの地震で30万人程度の人達が亡くなったと言われているけど、必ず亡くなった人がいればその人を生んだ親がいて、
おじいちゃんおばあちゃんがいてあるいは子供がいて孫がいるわけでしょ。そう考えれば30万×10位の人に影響があった位の地震
だったと思うのね。で、その時に一番思ったのは人間の命は儚いわけだから最後の瞬間に自分の人生を振り返って後悔はしたくないし
、いい形で最後を迎えられたらいいなって思ったんだ。どこで何があるかわからないから一所懸命毎日生きようって。価値観が変わった。
この出来事が嫌な事でもあり、自分の教訓というか今後日々の年齢を刻む毎に構築しようと思ったのが最近の出来事。
やって良かったと思うことは、色々な意味で人を傷つけているんだよ、僕らは。やっぱりマイク向けられて喜ぶ人は多分十人に一人位かな。
基本的に嫌な取材に行く事が多いから、その時にこの人にマイクを向けて次の日自分が喋った事がテレビでどう放送されるかこの人は
不安だと思うんだ絶対。それで終わった後で大村さんの取材を受けて良かったという感想を持ってくれる人がこれまでで何人かいたんだ。
僕が取材に行って持ち帰ったその材料をスタンドでディレクターが編集して…僕が出る事によって何十人の人達が関わっている。
僕は橋渡し的にスタジオにそれを渡す代表なわけだ。その時に結果的にどんな悲惨な事件や事故でも放送されてその当事者が救われればね、
それがまあレスポンスとして手紙とか電話とか頂くとすごく嬉しい。でもそれは100回行って1回あるかないかだね。
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