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>>1,2(の続き)
「君たちは恐れている。ずっと目指してきた、われわれの自由な社会を破壊するという目標がかなわないかもしれないことを。
なぜ君たちが失敗するか、それはこういうことだ」
「君たちの卑怯(ひきょう)な攻撃があった後でさえ、地方から、世界中から、人々はロンドンにやってくるだろう」
「自由になるために、自分の選んだ人生を生きるために、自分自身になるために」
「誰もロンドンを目指す人々の流れを止めることはできない。ここでは自由が保証され、人々が調和とともに生きられる。君たちが何をしようと、
どれほど人を殺そうと、君たちは敗北するだろう」
この労働党の名物市長は、物議をかもす発言も多かったが、テロ直後になされたこの演説には、一時の感情に流されない説得力があった。
「イスラム」といった言葉を一切使用せず、テロへの直接的な非難も極力抑え、人々を抑圧し自由を奪うシステムへの怒りを表明している。
そう、もはやわれわれは寛容であるために、単に受け身と放任だけでは足りないのかもしれない。自由主義という枠組みのもとで、
時には不寛容さへの攻撃をも辞さない積極性において、擁護されるべきもの。そのようなものとしての多文化主義ならば、
十分なコストと時間をかけるに値する、と私は考えている。=毎週日曜日に掲載
毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊
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