11/02/26 15:47:14.91 0
トヨタ車開発・製造の関東自動車工業岩手工場(金ケ崎町)向けに自動車部品を輸送している名古屋―盛岡間の
トヨタ専用列車で、岩手ふるさと農協(奥州市)管内で生産された県産米を輸送し名古屋圏域に売り込む計画が
進んでいることが24日分かった。順調に進めば今春にも開始する見通し。荷物需要が求められていた盛岡発名古屋行きの
列車を有効活用した県産米の新たな販路拡大が期待される。
専用列車はトヨタ、トヨタ輸送、日本通運、JR貨物が協力して名古屋南貨物駅(愛知県東海市)―盛岡貨物ターミナル駅
(盛岡市)間で運行する「トヨタ ロングパス エクスプレス」。31フィートのコンテナを40個連結し、自動車部品を
輸送している。トラック輸送に比べて環境負荷が少なく、二酸化炭素排出削減効果は年間約1万4千トンとされる。
関係者によると、関自岩手工場がある金ケ崎町と奥州市(水沢区、胆沢区、前沢区、衣川区)をエリアとする
岩手ふるさと農協と全農、卸売業者などが連携し、管内で収穫した県産米を輸送。運送業者が同農協から盛岡貨物
ターミナル駅までトラックで運び、列車に積載して名古屋まで輸送する。
同農協管内で生産されるコメは年間約4万トン。うち約2千トンを1週間に3回程度、
一定期間輸送する方向で調整が進められている。
名古屋から本県に自動車部品を輸送する一方、名古屋行きの便は空容器だけのため荷物需要が課題だった。
県産米の輸送は費用対効果の面でもメリットがあり、米価下落に悩む県産米の販路拡大につながりそうだ。
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)