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「仙人」の関係者を装う手口で長崎市の女性から約１千万円相当の金品を盗んだとして窃盗の罪に
問われた住所不定（中国国籍）、美容師、ウフェイエン被告（４４）の初公判が２３日、長崎地裁であり、
被告は「何が起こったか分からない」などと起訴内容を否認した。
起訴状などによると、被告は中国人とみられる女２人と共謀し昨年１２月１４日午後１時半ごろ、
長崎市銅座町の路上で同市の女性（４０）から日本円や米ドル、貴金属など総額約１千万円相当分が
入ったビニール袋を盗んだとされる。
検察側の冒頭陳述によると、被告は２人と「仙人」の関係者を装って中国出身の女性に近づき、
中国名を言い当てるなどして信じ込ませた上で「息子が３日以内に死ぬ。助けたいなら仙人に
会わせるので全財産を持ってこい」と指示。女性が空に向かって祈祷（きとう）をしているすきに犯行に
及んだという。
犯行に気付いた女性が袋を取り返し、３人は逃走。近くにいた長崎署員が被告を取り押さえた。
被告は昨年１２月上旬に短期滞在ビザで入国。女性とは面識がないという。同署は逃げた２人の行方を
追っている。
【編注】祈祷の祷は、示ヘンに寿の旧字体
龍～なが 長崎新聞ホームページ：被告の女「仙人」関係者装い窃盗 長崎地裁初公判、祈祷する間に犯行（2月24日）
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