11/02/22 19:07:11.70 BZjFTSP00
景気対策をやればやるほど将来世代へのつけは減る!!
多くの人が誤解しているのは、景気対策を行えば国の借金が増えるということだ。確かに借金の絶対値は増えるが、
絶対値など何の意味も無い。GDPの少ない国は借金も少なく、GDPの大きい国は借金も大きい。問題なのは国の
借金をGDPで割った借金のGDP比だ。借金のGDP比は、景気対策をやればやるほど減ってくる。例えば今年の
景気対策は規模が15.4兆円で、GDPはこれによって1.9%拡大すると政府は発表した。借金のGDP比がどう
なるかを計算してみよう。
現在のGDPは482兆円で、借金が860兆円だから借金のGDP比は1.7842。景気対策をやれば借金は15.4兆円
増えて875.4兆円、GDPは1.9%増えて491.158兆円だから、借金のGDP比は1.7823となり、減少するのは
簡単に分かる。実際には、景気対策により税収が増えるので、もっと減少する。つまり景気対策で将来世代へのつけを
減らすことができる。
内閣府や様々なシンクタンクの様々な試算で、景気対策を行えば行うほど国の借金のGDP比が減ることが示されて
いるが、非常に残念ながら、この事実を知っている人は極めて少ない。もちろん、景気対策をやりすぎるとハイパーイン
フレになり、国の借金のGDP比は事実上0になるのだが、そこまでやる必要は全くない。適度な景気対策であれば、
適度なレベルのところまで借金のGDP比を下げることができる。
橋本内閣、小泉内閣等は、デフレ下での緊縮財政を強行したが、国の借金は減るどころか増えてしまい将来世代へ
のつけを増やしてしまった。当然だ。景気対策を十分行って、少なくともインフレ率が2~3%程度になるまで景気を回
復させなければ、国の借金のGDP比を減らすことは不可能だ。
日本経済復活の会
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