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まだ2月。今年のノーベル平和賞は誰かなんて気が早すぎ。と思いきや、候補者のノミネートはもう締め切られたそうだ。
となると、やっぱりチュニジアやエジプト関係だろう。エジプトは締め切り後だったけど、追加推薦の道もあるから間に合う。
でも大きな問題が。この人、とか、この団体、といった代表者が決めにくい。ならばいっそのことアメリカの中央銀行トップ、ベン・バーナンキさんにしてみる?
チュニジア革命の要因で、ほかのアラブ諸国でも、市民の「もう我慢できない」に火をつけたのが食べ物の値上がりだ。
で、そういう状態を招いた代表がバーナンキさん。全部彼のおかげとは言えないけれど、前代未聞の金融緩和策で、
小麦や砂糖や大豆なんかの国際市場に投機マネーがドッと流れ込む原因を作った人だから。
とはいえ、インフレの種をまいて平和賞、はさすがに無理か。ここはルールを曲げてでも、立ち上がった全員にあげてほしい。
不満を行動につなげ、物価高という不幸も変化のバネにしたのは、断然受賞ものだ。
アラブの国ほどドラマチックではなかったけれど、われら日本も、何十年と続いた事実上の一党支配を終わらせる歴史的チェンジを果たした。
それも民主的な選挙で。
あれからまだ1年半。なのにもうあきらめ顔になっている。やっと実現させた体制を育てる努力はさっさと捨てて、
「党首を代えれば、新党作れば、選挙をすれば世の中変わるさ」的ムードに逃げ込む悪い癖がまた出始めた感じ。
変化へのバネに変えられる問題なら日本も盛りだくさんだ。足の引っ張り合いじゃなく、妥協点を見つけ問題を一つずつ解決していく政治にしないと。
民主主義の国の仲間入りを目指し、命がけで頑張っている人たちにも申し訳ない。
毎日新聞 2011年2月18日 0時32分
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