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★潜入ルポ「闇カジノ」暴力団の陰 “明けイチ”借金…風俗店に売られ
・大阪府の橋下徹知事が誘致を主張しているのをきっかけにカジノに関する議論が盛んだが、
大阪・ミナミなどの繁華街には、すでに違法カジノ店が存在している。そこには暴力団の影が
見え隠れする。ミナミの雑居ビルにあった違法カジノ店の1つに潜入すると、そこに転落への
入り口がみえた。
「カジノいかがですか」
1月下旬、人通りがまばらになった未明の繁華街を1人で歩く記者に黒いスーツ姿の男が
小声で話し掛けてきた。バカラゲームができる店だという。
誘いに乗った。店に連絡しているのか、男は携帯電話で話しながら古びた雑居ビルに案内した。
最初の場所から数十メートルほどしか離れていない。
ビルの入り口に立っていた男とエレベーターを降りると、目の前には雑居ビルに不似合いな
重厚なドアがあり、頭上には監視カメラがあった。男は無言。数秒待つと、ドアの鍵が解除された。
違法カジノ店は日常のすぐそばにあった。
ドアが開くとすぐにもうひとつドアがあった。その先が“賭場”だった。中学校の教室ほどの広さで
緑色のバカラテーブルが4台。平日にもかかわらず20人ほどの客が座っていた。制服姿の
若い女性がおしぼりを手に、「案内するので少し待ってください」という。酒と、たばこは無料だが、
わずか数十秒で終わる1回のゲームの賭け金は最低でも1口3千円だった。ひっきりなしに
ゲームは繰り返されていた。1日で莫大(ばくだい)な金額が動くことが想像できた。
客には落ちついた雰囲気の中年男性もいれば、水商売風の派手な化粧をした女性、
ホスト風の服装の男性もいる。ホスト風の男性は、流れるような手さばきでカードを操る
ディーラーの手をにらみつけていた。恰幅(かっぷく)のよい中年男性が不機嫌そうに
1万円の札束をテーブルに投げ出し、チップにかえた。負けが込んでいるのだろうか。
(>>2-10につづく)
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