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“グアム移転可能”外交文書公開
1972年の沖縄返還に関連して、アメリカのライシャワー元駐日大使が1967年に
日本側に対し、「沖縄の軍事施設をグアム島にそっくり移すことは理論的には可能だ」として、
移転に必要な経費も伝えていたことが、18日に公開された外交文書で明らかになりました。
1967年4月付けで、アメリカの日本大使館から外務省に宛てられた「極秘」の公電によりますと、
前年まで駐日大使だったライシャワー氏が日本政府関係者に対し、「沖縄の軍事施設をグアム島に
そっくり移すことは理論的には可能だ。30ないし40億ドルの経費がかかるという推定が軍部に
よってなされている」と伝えられたことが記されています。
その一方で、ライシャワー氏は、アメリカ議会の対日観について
「気持ちの奥底には、米国の防衛努力のおかげで無料の安全保障といううまい汁を吸い、
いつまでも自国、および極東の防衛問題と真剣に取り組む努力を怠っているという感じが
あるのは否めない」と述べたことも記されています。
今回公開された文書からは、沖縄返還にあたって、アメリカ側が軍事施設の全体を
グアムに移転するケースも取り上げながら、日本に対し、自国や極東地域の安全保障で
役割を果たすよう迫っていたことがうかがえます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)