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東京都目黒区の元会社役員大原道夫さん（８７）夫妻が殺傷された事件で、殺人などの疑いで逮捕された
福島県いわき市の木村義昭容疑者（６５）が「当初は殺すつもりはなかった」と供述していることが１５日、
捜査関係者への取材で分かった。
「金が欲しかった。大原さんに抵抗されたので刺した」とも供述していることが既に判明し、警視庁目黒署
捜査本部は強盗目的とみているが、大原さんが狙われた理由や何度も刺された状況と供述が
かみ合わない面もあるため、詳しく動機を調べている。
捜査本部によると、木村容疑者は「韓国にいる娘の入院費用が必要だった。高級住宅地でたまたま目についた
家に入った」などと話している。
一方で、現場に駆け付けた通行人の男性（３８）は「取り押さえようとした際、刃物を持った男は大原さんに対して
『殺す』と言っていた」と証言。
大原さんは合わせて十数カ所を刺されたり、切りつけられたりしており、捜査本部は明確な殺意があった
疑いもあるとみて慎重に調べている。
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