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・今開かれている通常国会は子ども手当法案など予算関連法案の成立の見通しが立たず、
菅政権の立ち往生は時間の問題だ。
菅首相に近い国対幹部が、親しい記者に「まあ、退陣しかないな」と漏らしたほどだが、
すでに菅内閣の有力閣僚たちは「首相退陣」を前提として跡目争いに走り出している。
その中で奇妙な動きを見せ始めたのが反小沢勢力の中心人物の1人、前原誠司・外相だ。
前原氏は2月5日に開かれた山梨選出議員のパーティに輿石東参院議員会長とともに出席し、
こう発言した。「私が『非小沢』というのはくだらない分け方だ。『親小沢』といわれる輿石先生を
心から尊敬している」
すると、輿石氏は「前原外相らの時代にどうバトンタッチできるかが、いま問われている
最大の課題だ」と、“前原擁立”のリップサービスで盛り上げた。
前原氏の行動の背後には、菅政権発足以降、この世の春を謳歌してきたはずの凌雲会
(前原グループ)内の確執があった。
凌雲会には仙谷(由人・民主党代表代行)会長の下に前原外相、枝野官房長官、玄葉光一郎・
国家戦略相という3人の代表候補がいる。いずれも当選6回で前原氏と玄葉氏は松下政経塾の
同期でもある。かつての民主党代表選では2歳年長という理由で枝野、玄葉両氏は前原氏を
支援したが、今や2人とも閣僚を経験し、もはや前原氏の風下に立つ気はない。
1月の内閣改造では前原、玄葉の両大臣が火花を散らしたという。
ある凌雲会所属議員が語る。「前原は元側近の細野豪志を自分の後任の国土交通大臣に起用
するように菅首相に働きかけた。だが、細野は昨年の代表選で凌雲会を脱会して小沢陣営に
走ったことから、玄葉が『裏切り者の入閣はダメだ』と強硬に反対して潰した」
結局、細野氏は格下の総理補佐官に就任した。小沢氏に相談した上だったとされる。
(>>2-10につづく)
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