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★「小沢切り」尻すぼみ 3分の2確保を優先
民主党が強制起訴された小沢一郎元代表への対応をめぐり、ようやく党員資格停止の
処分方針を打ち出した。一段と厳しい離党勧告に踏み切る構えを見せていた菅直人首相
の「小沢切り」路線は尻すぼみに終わった格好。2011年度予算関連法案を衆院で再
可決する3分の2勢力を確保するには、小沢氏支持議員の造反を避けねばならないとの
判断を優先させた結果といえる。
だが再可決の鍵を握る社民党の協力は見通せない。10日の小沢氏との会談でも離党を
迫ったはずの首相。その「有言不実行」ぶりは、内閣支持率のさらなる下げ要因となり
かねない。
14日午後の民主党役員会。「党に功績のある方なので私もつらいところはある。しか
し公党としての責任を果たすために提案したい」。岡田克也幹事長は、こう語りながら
党員資格停止の提案書を配った。
小沢氏に近い参院の平田健二幹事長や羽田雄一郎国対委員長は「起訴と強制起訴は違
う」と処分への反対論を展開した。
ただ、これに同調するとみられていた輿石東参院議員会長は、個人としては反対だが
決定には従うとの立場を表明。反小沢の急先鋒せんぽうである仙谷由人代表代行も
「岡田氏の説明は正しい。同意する」と提案了承の流れをつくり、最後に首相が「幹事
長提案の方向で了としたい」と首相がまとめた。
処分の中では最も軽い党員資格停止を、多数決もない「あうんの呼吸」で決めた役員
会。党幹部は「他の人だったらもっと重かった。小沢氏だからこそあれで済んだ」と、
党内対立の激化を回避するための苦肉の策だったことを明かした。
(続く)
■ソース(中国新聞)
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)