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★「自炊」に法が追いつけない…解釈あいまいな私的複製
・所有する本や漫画を電子化する「自炊」の代行業者や店舗が現れ、書籍の著作権をめぐり
問題化している。新手の業態に法的な評価は確定していない。データが次々複製され不正に
流通すると書籍が売れず、作家の創作環境が悪化する恐れがあり、出版界が反発する。
東京・秋葉原にオープンした新ビジネスに注目が集まる。漫画や同人誌を手軽に電子書籍化
できる店、その名も「自炊の森」。店内はネットカフェのように雑然とした雰囲気で、人気漫画
「ワンピース」などが、背表紙を裁断してとじ直した形で並ぶ。利用客はコーナーに設置された
スキャナーを使って書籍1000グラム当たり1000円で、持参した多機能携帯端末などに
ダウンロードし持ち帰る。
自炊が人気を集めるのは「蔵書をデータ化したい」「好きな漫画をiPadで読みたいが、
デジタル化されていない」の声が強いから。反面、データが次々複製され、作家や出版社が
壊滅的な打撃を受ける懸念がある。
だが店は著作権法の規定「個人的な利用では著作物をコピーしても許される」に基づき“合法”とPR。
「利用客自身が体を使ってスキャンする私的複製。店は機材を備えたレンタルスペースにすぎない」と
説明する。
書籍を顧客に代わって電子化する代行業者は全国約40社に上る。大手のブックスキャン(東京)は
膨大な資料や蔵書をコンパクトにしたい研究者らの会員が1万2000人を超え、4カ月の注文待ち。
預かった顧客の書籍を1冊当たり100円で裁断しデータ化した後、原本は再流通しないよう廃棄処分する。
岩松慎弥社長は「注文を受ける際にはあくまでも『著作者の許可』を求めている」といい、著作権への
配慮を強調する。(>>2-10につづく)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)