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菅直人首相は先の大戦で日本兵約2万2千人が亡くなった激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)に眠る
遺骨の収集に、ひとかどならぬ思いを持っている。
昨年6月の首相就任早々、特命チームを作り、同12月14日には現職首相として
5年半ぶりに足を運び、自らの手で遺骨を掘り起こした。そのとき涙ぐんでいたという。
訪問を大きな写真付きで伝えた産経新聞の記事にも大層ご機嫌だったと聞く。
現地で行われた追悼式では、こう語った。
「命果てるまで戦った方々は、軍人である前に家庭を守る父親であり、良き夫であり、
期待を担う子息でした。(中略)せめて御遺骨を御家族の待つ地ににお返ししなければならない。
これは国の責務であります」
われわれは、尊い命を賭して祖国を守ろうと硫黄島で奮闘された英霊に思いを致し、
この国の平和と繁栄をしっかり築いていかなければなりません」
首相が鳩山政権の副総理だった約8カ月間、「番記者」として動向を追っていたが、
首相が英霊に対し、こんなに尊崇の念を抱いていたとは知らなかった。不明を恥じるばかりである。
首相は野党に「政権交代で何を実現したのか」と批判されると、
ベトナムでの原発建設受注と硫黄島の遺骨収集への取り組みの2つを代表例として挙げる。
というよりも、この2つしか挙げない。
平成21年衆院選のマニフェスト(政権公約)が「財源のないバラマキ」で実現不可能になったことには口を閉ざし、
マニフェストに記載がなかった原発輸出と遺骨収集を政権交代の成果として強調する胡散臭さはある。
パフォーマンスという批判もある。だが、硫黄島にいまだ眠る1万3千柱の帰還が結果として進めば、
それに越したことはない。その言や、よし。そこまで言うなら、先の大戦で亡くなられた
246万余の英霊が眠る靖国神社にも参拝するのが筋だと思うのだが、それはダメらしい。
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