11/02/12 00:46:05 0
人材育成コンサルタントで在日コリアン３世の辛淑玉（シンスゴ）さんによる講演会「人権力を養う～想像力を広げる視点」が１０日、
大田市大田町のサンレディー大田であった。
県人権教育研究協議会と同市などが共催した人権教育研究大会の記念講演で約４００人が聴き入った。
辛さんは、「夫が妻の話を上の空で聞くが、職場ではそんなことをしない」
「東京・秋葉原での連続殺傷事件で被告の母親の責任のみを責める報道がある」
「死刑執行が、支援者のいなかったり、関心が低い死刑囚からされる」などのエピソードを並べ、
「『こいつになら何をやってもいい』という発想が底にある」と共通点を指摘。
こうした考え方が、差別や弱者への暴力の根本、と話した。
在日コリアンとして暮らす自身の体験として「焼き肉は金曜日にしか食べなかった。
『朝鮮人はにんにく臭い』というレッテルを恐れていた」「差別を受けた人ほど、
その余地を作るまいと自身や周りを清潔にしようと必死になる」と語り、
差別される側の気持ちを想像することが、解消への第一歩だと強調した。【鈴木健太郎】
毎日新聞 2011年2月11日 地方版 講演：在日３世・辛さん、自身の体験交えて差別解消を訴え－－大田に４００人 ／島根
URLﾘﾝｸ(mainichi.jp)