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複数力士による八百長が明らかとなった日本相撲協会は、6日、春場所と年内の全ての地方巡業の中止を決定した。
本場所開催の中止は65年振り。前回は国技館の改修が理由であったため、不祥事による中止は前代未聞となる。
放駒理事長の言葉通り、「相撲の歴史に最大の汚点を残す結果」となってしまった。また、4月上旬までにこの問題を
収束できない場合は、5月8日からの夏場所も中止にすると発表。今回の発覚を機に「すべてのウミを出す」と意気込んでいる。
最大の焦点は、過去も含め八百長をしていた力士が、今回名前の挙がった数人だけなのか、という点。
2月2日に行なわれた会見で放駒理事長は、「過去には一切なかった、新たに出た問題」と、何度も強調していたのだが、
これに反論するのが元有名力士のY氏。Y氏は自身の現役時代を振り返って次のように証言する。
「皆さんの予想どおり、八百長は昔から蔓延していた。もちろん私も経験があります。やっていない力士を探すほうが難しいほどですよ。
昔はね、支度部屋が同じなら直接相手に小声や合図でコッソリと打ち合わせたり、支度部屋が違えば、
付け人を走らせて伝令役をやらせていた。そうやって証拠が残らないようにやっていたんです。
だから本場所の舞台裏は、伝令役の太った付け人が汗だくになって右往左往している姿が見られます。
そんな光景を相撲記者たちも見ているから、当然、何もかも知っています。でも、みんなでナイショにしていたんですよ。
それを証拠が残るメールでやりとりして、長年の歴史と伝統をなんだと思っているんだか!(怒)」
Y氏によると、「証拠が残らないように八百長する」のが相撲界の“長年の歴史と伝統”であり、今回はそれを
「メール」という安易な手段で行なったことに怒り心頭のようだ。もちろん、現在の相撲協会の理事も八百長経験者で溢れていると、Y氏は言う。
「もし本当に根絶したいのなら、八百長経験がある協会幹部が身を引いてから改革するのが筋でしょうが、
今の理事で八百長を一度もやったことがない人なんて、私の知るかぎりでは貴乃花ひとりじゃないでしょうか」
今回の騒動で、多くの人の相撲を見る目が変わってしまい、復活しても純粋に楽しめなくなってしまうのは間違いない。もはや“死に体”である。
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