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大相撲の八百長問題は、警視庁が野球賭博事件で押収した力士たちの携帯電話に残っていたメールから
発覚した。勝ち星の売買や金銭のやりとりをうかがわせるメールは、やましさを感じた力士たちが削除した
はず。それが、捜査の一環で明瞭に復元された。どうして復元できたのだろうか。
携帯電話のメールを使うとき、電話機の中で何が起きているか、意識している利用者はいないだろう。
通信事業者や情報セキュリティーの専門家によると、面倒くさそうな変換処理がされている。
やりとりしたメールは、電子データに目次のようなものが付けられ、電話機本体の記憶装置(メモリー)
に保存される。
メールを読むときは、電話機のメール機能(ソフト)が目次を手掛かりにデータを呼び出し、メールだと
分かる形に変換。利用者はそれを読んでいる。
メール削除の操作をすると、図の通りデータそのものを削除するのではなく、データの目次だけを削除して
いる。
目次がなくなったので、ソフトはデータを呼び出せず、利用者はあたかもメールが完全に消えた感覚になる
わけだ。
しかし、データそのものは送受信先や文面も含め、宙に浮いた形で残っている。
※続きます。
東京新聞 2011年2月4日 夕刊
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