11/02/04 10:50:06 0
立川競輪のみならず競輪界全体が苦境にあえいでいる。
20年前には約2兆円あった売り上げが、2009年度は約7300億円にまで激減している。レジャーの多様化、
景気の低迷など理由は様々だが、一番深刻なのはファンの高齢化だ。記者は大津市の大津びわこ競輪場から
駅までの無料送迎バスに乗ったが、乗客は全員年配の男性だった。
現在、全国に競輪場は46場。やめていく競輪場も相次いでいる。昨年3月には横浜市の花月園が廃止となり、
今年3月には大津びわこがなくなる。
京都府が主催する向日町(京都府向日市)は昨年開設60年を迎えた歴史のある競輪場だ。ここでも廃止の
議論が起こっている。1998年度から5年間赤字が続き、その後持ち直したものの、09年度も赤字、10年度も
厳しい収支が見込まれている。検討委員会が昨秋、「廃止やむなし」との意見をまとめ、今後、その提言を
受けて府が結論を出すことになる。
「ここは昨年のグランプリで勝った村上博幸選手ら優秀な選手も多いし、地元の商店街とタイアップするなど
工夫もしている。しかし、私たちの力だけでは限界がある」。府自転車競技事務所の丹治良博所長はこう強調する。
競輪界も手をこまぬいているわけではない。競輪とオートレースを振興している財団法人JKA(東京都)は、フ
ァンの高齢化を深刻に受け止め、様々な施策を講じている。人気俳優の永瀬正敏さんを起用してのテレビCMも
その一つ。同世代のサラリーマンをターゲットにしている。
女性選手の育成もそうだ。先日行われた1次試験には約50人が参加。入学定員は35人程度の予定で、
2月下旬に合格発表、4月からの入学となる。就学期間は1年で、2012年7月に女子競輪選手として正式に
デビューする。
asahi.com:(下)ファン高齢化、廃止続々-マイタウン多摩
URLリンク(mytown.asahi.com)