11/02/01 19:03:48 K29mpNgR0
>>330
1犯目が性犯罪の者については,その後再犯に及んだ者の比率(30.0%)は,全体の比率(28.9%)を上回っているが,
同種再犯を犯した者の比率は,性犯罪では前記のとおり5.1%であるのに対し,窃盗では28.9%,覚せい剤取締法違反では29.1%,
傷害・暴行では21.1%,詐欺では11.0% (本節第1項参照)と,他の犯罪に比べて相当低い。
また,1犯目の性犯罪以外にどのような罪名の犯罪を犯しているかについての傾向は,再犯者全体の場合とほぼ同様である。
このことにより,性犯罪を犯す者の多くは,他の犯罪者と異なる特異な資質を有しているわけではないことが推察される。
もっとも,他方で,一部ではあるが,性犯罪を多数回繰り返す者が存在することも判明している。
これらの者においては,特に性犯罪を繰り返す傾向が強いものと認められる。
また,これらの者は,その多数が若年時に初犯の性犯罪に及んでいる。
平成19年版 犯罪白書 より
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