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４人生活伝えず－龍ケ崎虐待死
龍ケ崎市のアパートで私立大３年の中島千佳さん（２０）が虐待された末に死亡し、
同居していた姉の中島由起容疑者（２２）や横江直人容疑者（２３）ら３人が殺人容疑で逮捕された事件で、
中島容疑者が、横江容疑者と暮らしていることを家族に伝えていなかったことが２８日、
捜査関係者への取材でわかった。
横江容疑者が中島容疑者に口止めしていた可能性もあり、
県警は横江容疑者が心理的にどう支配していたか調べている。
捜査関係者によると、中島容疑者は学生だった２００９年秋、インターネットの音声投稿サイトで、
人気投稿者だった横江容疑者と知り合った。
中島容疑者は大学を卒業後の昨年６月、「声優の勉強をしたい」と家族に伝え、横江容疑者の自宅近くのアパートを借り、横江容疑者ら３人で共同生活を開始。
だが、家族には横江容疑者と暮らすことは伝えなかった。
この頃、中島容疑者は横江容疑者に強い信頼を寄せていたといい、共同生活は横江容疑者の働きかけもあったとみられている。
このアパートに千佳さんは８月上旬に加わった。
中島容疑者が千佳さんに、横江容疑者の印象を「いい人で、すごい人」と言い、誘い入れたという。
千佳さんも母親に横江容疑者との生活を伝えなかった。
中島容疑者は８月末、奈良県の母親がアパートに訪ねてきた際に横江容疑者を「弁護士」と言い、
偽名で紹介していた。
母親は事件発覚まで女性３人の共同生活と思い込んでいたという。
千佳さんは９月中旬、横江容疑者から暴行を受け始めたとみられ、
中島容疑者は「横江容疑者を信用していたので、横江容疑者の暴行を止めなかった」と供述しているという。