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専用の眼鏡がなくても映像が立体的に見える「裸眼3D」画像が200インチの大画面で楽しめる
技術を、情報通信研究機構けいはんな研究所(京都府精華町)が開発し、25日発表した。
裸眼3Dとしては世界最大級の画面という。人も乗用車も実物大で映すことができる。
今後、電子広告や車などのショールームでの活用を目指す。
スクリーンは高さ約2.5メートル、幅約4.5メートル。背後から64台のプロジェクターを使い、
フルハイビジョン相当の画素数(水平1920×垂直1080画素)を達成した。
手前と奥にそれぞれ1メートルほど飛び出して見えるという。
裸眼3Dは、多くのプロジェクターで違う画像を同時に映し出し、左右の目がそれぞれ違う映像を
見ることで画面が立体的に見える。ただし、画面を大きくすると画像が粗くなり、しま模様が出てくる
という。同研究所は一つ一つのプロジェクターが映し出す画像ごとに明るさを調整する技術や光の
屈折などを制御する方法などを開発した。
河北真宏・専門研究員は「プロジェクターを200台程度まで増やす。撮影するカメラを開発し、
将来はスポーツ中継にも応用したい」と話す。
[朝日新聞]2011年1月26日10時51分
URLリンク(www.asahi.com)
3D映像が映る200インチの大画面。花に近づく蜂が、1メートルほど手前に飛び出す
URLリンク(www.asahicom.jp)