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30~40代も続発。「死後数週間、腐った姿で発見される」悲劇は老人に限った話ではなかった。
年明けに大阪市で女性2人が餓死するなど、今や大問題である孤立死。
それは高齢者だけでなく若年層にまで広がりつつある。
危険度を示すチェックシートを、まず試してほしい。
「死後、数日間放置されただけで人間の身体は腐敗が始まります。荒れ果てた部屋には
強烈な死体の腐臭が立ちこめ、ウジやハエが大量に湧き、畳や床には死体から出た脂が人型のどす黒い染みを作る。
孤立死の現場は、まさに『凄惨』の一言に尽きます」
そう語るのは、遺品整理専門会社「キーパーズ」代表取締役の吉田太一氏だ。
近年、団地や賃貸住宅などの一室で、一人暮らしの高齢者が誰にも看取られず死後に発見されるという
「孤立死」が社会問題化している。東京都監察医務院の調査によると、1987年では男性788人・女性335人だった
東京23区内における孤立死が、2006年では男性2362人・女性1033人と激増。
しかも、それは高齢者のみにとどまらず、05年には全体の1割強に当たる、約200人が40代以下と、
今では若年層にも及び始めている。
キーパーズでは遺族になりかわり、こうした孤立死などによる死者の遺品を整理・回収しているが、
吉田氏も孤立死の急増を実感しているという。
「団地では自治会などのネットワークがあるので、孤立死を防いだり、死体を早期発見することも可能です。
しかし、一般住宅に住む人たちにはそういったものがなく、死亡し、発見されるまでは消息がわからないので、
実態も掴めない。家族と離れて一人暮らしをする20~40代も、今や『孤立死予備軍』と認識するべきでしょう」
実際、孤立死の死体はむごたらしい。死後10日ほどを過ぎると体の表面にたかったハエが大量に卵を産みつけ、
ガスも発生し死体がパンパンに青黒く膨れ上がる。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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