11/01/24 05:43:20 0
>>7から続き
農業構造改革を進めて効率性があがった日には、日本の農家も安い農産物を出荷してしまうことになり、
さらにデフレが悪化します。デフレが問題だということを理解していれば、構造改革を進めればいいなんて
議論は出てきません。
こういう議論をすると「農業はこのままでいいのか」ということを言い出す人がいます。しかし、デフレの時は
デフレの脱却が先なのです。インフレ気味になり、食料の価格が上がるのは嫌なので農業構造改革をすると
いうことはアリだと思います。日本は10年以上もデフレです。デフレを脱却することが先に来なければ農業
構造改革は手をつけられません。
例えばタクシー業界が競争原理といって規制緩和の構造改革をしました。デフレなのに。その結果、供給
過剰でタクシーでは暮らせない人が増えて悲惨なことになりました。今回は同じ事が起ころうとしています。
─TPP参加のメリットを少しだけ...
デメリットは山ほどありますが、メリットはないんです。
米国が輸出を伸ばし日本が輸入を増やして貿易不均衡を直すこと自体は、賛成です。ところが、関税を引き
下げて輸入をすると物価が下がるので、日本はデフレが悪化します。経済が縮小するので、結局輸入は
増えません。農産品が増えれば米国の農業はハッピーですが、トータルで輸入は増えません。
>>9以降に続きます