11/01/24 05:41:58 0
>>2から続き
TPPは"徹底的にパッパラパー"の略かと思えるぐらい議論がメチャクチャです。
ニュージーランド、ブルネイ、シンガポール、チリの4加盟国+ベトナム、ペルー、豪州、マレーシア、米国の
5参加表明国に日本を加えたGDPグラフ。日本と米国で9割以上を占める。(国連通貨基金(IMF)のHPより
作成(2010年10月報告書))
─菅首相は10月当初、TPPをAPECの一つの成果とするべく横浜の地で「開国する」と叫びました
URLリンク(www.the-journal.jp)
横浜で開国を宣言した菅首相はウィットに富んでいるなと思いました。横浜が幕末に開港したのは日米修好
通商条約で、これは治外法権と関税自主権の放棄が記された不平等条約です。その後日本は苦難の道を
歩み、日清戦争、日露戦争を戦ってようやく1911年に関税自主権を回復して一流国になりました。中国漁船
の船長を解放したのは、日本の法律で外国人を裁けないという治外法権を指します。次にTPPで関税自主権
を放棄するつもりであることを各国首脳の前で宣言したのです。
APECでは各国首脳の前で「世界の孤児になる」「鎖国している」と不当に自虐的に自国のイメージをおとしめ
ました。各国は日本が閉鎖的な国だと思うか、思ったフリをするため、普通は自国の開かれたイメージを
大切にするものです。開国すると言って得意になっているようですが、外交戦略の初歩も知らないのかなと。
すでに戦略的に負けています。
世界中が飢餓状態にある今、世界最大の金融資産国である日本を鵜の目鷹の目で狙っています。太った
カモがネギを背負って環太平洋をまわっているわけで、椿三十郎の台詞にあるように「危なっかしくて見てら
んねえ」状態です。
>>4以降に続きます