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女性が、ストッキングにブーツを履いて夕方まで過ごすと、
足の雑菌量は朝の23倍に急増するという(ケア用品販売会社シービック調べ)。
靴下に革靴で過ごす男性(朝の4倍)よりも、はるかに多くの雑菌を繁殖させてしまうのだ。
ブーツを朝から履き続けると、夕方にはブーツ内の湿度が96%に
達するという調査もある。このようなブーツ内の環境は雑菌の温床で、翌日も同じ
ブーツを履くと、雑菌をますますはびこらせてしまう。
そこで、忘れてはならないのが靴の手入れだ。靴のケア用品販売会社R&Dの
広報担当、福島健太郎さんは「1日履いた靴は、翌日は休ませて湿気を抜くといい。
靴を2、3足用意して順番を決めて履くと、臭い対策になり、靴も長持ちする」と勧める。
とはいえ、お気に入りの靴は続けて履きたくなるものだ。
翌日も気持ちよく履くには、夜間の湿気とりが欠かせない。
木のチップなどを素材にした靴用の除湿乾燥剤が販売されているが、
食品に付いている乾燥剤を捨てずに利用すると、お金がかからない。
使用済みの使い捨てカイロにも除湿作用があり、靴の除湿に利用できる。
靴の中に吹きかけて雑菌を減らすスプレーもあり、
除湿と組み合わせて行うとよいだろう。(佐藤光展)
(2011年1月22日 読売新聞)
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