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1本の注射器に翻弄ほんろうされた人生に、被害者は重い決断を下した。B型肝炎訴訟で全国原告団は22日、
札幌地裁の和解案受け入れを表明。40万人を超えるといわれる被害者の一律救済までの代償は小さくなかった。
不安な毎日を送る未発症者、神経を逆なでするかのような政府の姿勢…。「今日から新しい闘いが始まる」と
代表谷口三枝子たにぐち・みえこさん(61)=福岡県筑紫野市=の表情に割り切れなさがにじんだ。
この日の総会後、原告9人が記者会見に。
慢性肝炎と診断されて20年以上たつ谷口さんは原告630人をけん引してきた。「国のずさんな予防接種行政で
苦しい思いをしてきたのに、被害者は放置されたままだった。(提訴後の3年で)12人が亡くなった」と声を詰まらせた。
子ども2人に母子感染した大阪原告団の小池真紀子こいけ・まきこさん(58)=大阪府富田林市=は2004年に
血液検査で慢性肝炎と判明した。「子どもの人生も変えてしまった。国は誰でも感染の危険性があったことを認め、
偏見に苦しむ被害者に謝罪をしてほしい」と涙声で訴えた。
多くの人が口々に反発したのは、和解金支払いのために増税を検討しているとの国の対応。
谷口さんは「謝罪もないまま『おまえたちの賠償のために増税する』というのはあんまりだ」と語気を強めた。
「手の届くところに勝利はある」と和解に希望を見いだす人も。肝がんを患う九州原告団の窪山寛くぼやま・ひろしさん(64)
=福岡市東区=は「3年間救済を訴えてきた。感無量だ」と声を張り上げた。
ソース
中国新聞 URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
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