11/01/23 00:16:26 0
運転過失致死傷罪 「持病の注意義務怠る」
三重県四日市市の近鉄名古屋線踏切で昨年12月、ワゴン車に追突された自転車の男性2人が
線路内に押し出され、急行電車にはねられて死亡した事故で、津地検四日市支部は21日、
ワゴン車を運転していた同市羽津中、歯科医師池田哲容疑者(46)を自動車運転過失致死傷罪で
津地裁四日市支部に起訴した。
起訴状によると池田容疑者は、突然意識を失う発作が起きる持病があったのに、
運転を控える注意義務を怠って漫然とワゴン車を運転した過失により、12月30日午後1時半頃、
発作で意識を失い、自転車の3人に追突。同市別名、研修医中本勝昭さん(当時40歳)と
同市白須賀、中国人工場実習生・王定祥さん(当時23歳)を電車の前に押し出して死亡させ、
同・李暁龍さん(22)に2週間のけがを負わせたとしている。一方、津地検四日市支部は、
過失往来危険罪については「罰金刑にとどまり、自動車運転過失致死傷罪だけで重大な事故を
起こした責任を問える」として起訴を見送った。
池田容疑者の関係者によると、池田容疑者は2007年夏頃から夜間に意識を失う発作を
起こして通院し、薬を服用。事故前にも薬を飲んでいたが、「踏切の約200メートル手前の
歯科医院を通り過ぎたところでブレーキをかけた後は意識がなく、気がついたらベッドの上だった」と
説明しているという。池田容疑者の弁護士は「昼間に発作を起こしたことはなかった。
持病と注意義務の関係には疑問がある」と話している。
中本さんの叔母(62)は「事故を起こす危険性のある持病だという自覚が、なぜなかったのか。
裁判ですべてを明らかにしてほしい」と話した。
(2011年1月22日読売新聞)
URLリンク(chubu.yomiuri.co.jp)
関連
【社会】踏切押し出し事故の歯科医師、突然意識失う持病 三重
スレリンク(newsplus板)