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龍ケ崎女性衰弱死 横江容疑者主導か「姉らは暴行見ていた」
龍ケ崎市小柴3丁目のアパートで3日、同所、私立大学3年、中島千佳さん=当時(20)=が衰弱死しているのが
見つかった事件で、殺人容疑で再逮捕された同市松葉1丁目、無職、横江直人容疑者(23)=詐欺と詐欺未遂容疑で
逮捕=が「(千佳さんを暴行した)現場に姉ら2人は居合わせ、暴行を見ていた」などと供述していることが23日、
捜査関係者への取材で分かった。千佳さんが奈良県に住む母親(58)と最後に電話で連絡を取ったのは昨年12月
という。竜ケ崎署は横江容疑者が事件の首謀者とみて、暴行の経緯や動機などを調べている。
捜査関係者によると、横江容疑者は「(千佳さんの)態度が気に入らなかった。言うことを聞かず、思うようになら
なかった」などと供述。心理的に千佳さんを支配下に置こうとしたが、従わなかったため腹を立てて暴行を
始めたとみられる。
殺人容疑でほかに逮捕されたのは、同居の派遣社員、鈴木夕容疑者(43)=詐欺と詐欺未遂容疑で逮捕=と、千佳さんの
姉で無職、中島由起容疑者(22)の2人。
横江容疑者は昨年9月中旬ごろから約3カ月間にわたり、千佳さんに日常的に暴力や虐待を繰り返していた疑いが
強いという。
同署によると、横江容疑者は昨年6月ごろから遺体発見現場のアパートで鈴木、中島両容疑者の2人と共同生活を始め、
千佳さんはその約2カ月後、アパートに移り住んだ。
同署は千佳さんが移り住んで約1カ月以内に暴行が始まり、虐待が続いたとみている。
鈴木、中島両容疑者は「弱っていく状況は認識していたが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているという。
同署は2人が横江容疑者の指示で千佳さんを衰弱させ、放置すれば死亡すると認識していたとみている。
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