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では日本のメディア状況はどうだろうか。
草食系の日本では、政治家を殺せと叫ぶような番組は見かけない。だが、銃を使わなくても、草食社会ならではの陰湿ないじめはないだろうか。
顔にばんそうこうを貼った大臣、漢字を読み違えた総理など、辞職するまで「憎悪報道」が続く。餌食になった政治家はいじめと思うだろう。
今は、民主党の小沢一郎元代表が標的だ。
小沢氏に対する「『政治とカネ』の問題」という、定義の不明確なレッテル貼り報道を、
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏は「言葉のファシズム」とまで警告している(10日付毎日新聞「ニュースの匠」)。
日本国憲法の基本原理は国民主権である。国民主権は国民が選んだ国会議員によって担われるのだ。
議員を安易に「殺せ、殺せ」と言う米国メディアと、レッテルを貼る日本の状況はどこか似ているように思う。(専門編集委員)(おわり)