11/01/20 09:11:35 0
・京都市左京区で開催されている「人体の不思議展」(23日まで)について厚生労働省が
「標本は遺体」との見解を示している問題で、会場近くに住む生命科学が専門の大学名誉教授が、
「死体が展示されているため精神的苦痛を受けた」として、主催する同展実行委員会(大阪市北区)に
損害賠償を求め、20日にも京都地裁に提訴することが19日、関係者への取材で分かった。
提訴するのは、日本科学者会議の生命倫理研究委員会のメンバーでもある京都工芸繊維大学の
宗川吉汪(そうかわ・よしひろ)名誉教授。宗川名誉教授が原告側代理人とともに同地裁を訪れ、
訴状を提出する予定。訴状によると、宗川名誉教授は、同展会場の京都市勧業館(みやこめっせ)
近くに居住。昨年12月4日から同展が始まり、「会場に死体が多数あるため、平穏な生活を営む
権利を侵害され、多大な精神的苦痛を受けた」と訴えている。
損害賠償額については検討中で、原告側代理人は「今回は違法状態を世間に訴えることが
目的」としている。訴状では、同展で展示されている標本を「死体」とし、解剖した死体を同展の
開催時間帯以外も会場内に置いておくことが、死体解剖保存法に規定されている「保存」に
あたると指摘。死体を保存する場合は、開催地の京都市長の許可が必要だが、「申請がされて
おらず同法違反にあたる」として、同展の開催自体が違法だと訴えている。
宗川名誉教授は「展示されている奇抜なポーズをとった標本の場合は、死後硬直前に薬品づけに
しなくてはならず、死者の尊厳を冒涜している。当初は学術的な要素が強かったが、次第に商業性が
強くなり、生命倫理的に非常に問題だ」と指摘している。
同展をめぐっては近年、輪切りにした人体や臓器などを展示する手法が問題視され、
後援を取りやめる企業や団体が相次ぎ、抗議運動も活発になっている。同展実行委は19日
午前の産経新聞の取材に「文書で回答する」とコメント。これまでに回答は届いていない。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※前スレ
スレリンク(newsplus板)