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触媒活用しCO2を資源化、東工大が手法開発
地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を、金属の触媒を使って、
医薬品やプラスチックの合成に利用可能な炭素資源に変換する手法を、
東京工業大学の岩沢伸治教授(有機合成化学)らのグループが開発した。
「厄介者」の二酸化炭素を資源として有効活用できれば、
化石燃料の枯渇や環境問題などの解決にもつながると期待される。
研究成果は米化学会誌に発表された。
二酸化炭素は非常に安定しており、反応しにくいため、工業的な利用は、
尿素やポリカーボネートの生産など一部に限られている。
研究グループは、炭素化合物の反応性を高める金属触媒のロジウムに着目。
ロジウムが結合しやすいように工夫した炭素化合物を使うと、ロジウムの働きで、
炭素―水素の化学結合が切れやすくなり、二酸化炭素と結びつくことを発見した。
(2011年1月19日03時06分 読売新聞)
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