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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、
北沢俊美防衛相と前原誠司外相のずれが定番化している。今回は政府が昨年5月の
日米共同声明で同県名護市辺野古に造ると決めた代替施設の滑走路。
8月に出された日米の専門家協議の報告書に併記された2本を配置する
V字案と、1本のI字案のどちらに絞り込むかだ。
「沖縄がまだ『県外、国外』と言っている中で、日米間で移転の形容や位置を
決定する時期に至っていない。稚拙な対応はしない」。北沢氏は18日の記者会見で、
前原氏を念頭に皮肉を込めた。
伏線は、菅直人首相らも交えて17日夜に開かれた関係閣僚会議。出席者によると、
前原氏が首相訪米を念頭に問題「進展」の一つとしてV字案に絞るよう提案。北沢氏は
「沖縄側に無用な刺激を与えないよう慎重に対応すべきだ」と反論し、前原氏も矛を収めたという。
米側は、自公政権からのV字案を「最善」とする立場を変えておらず、V字案の優位性を
認める声は日本政府内にも強い。一方のI字案は、日本側が環境への配慮に加え、
沖縄県知事選(昨年11月実施)への影響などに配慮して最終結論を先送りにするため
専門家協議で持ち出した、という意味合いもある。
ただ、V字案に絞れば民主党政権は「先祖返り」との批判は免れない。北沢氏は19日に
沖縄入りし、仲井真弘多知事に負担軽減策を示す。だが仲井真氏は「県外移設」の旗を
降ろす気配はなく、滑走路がどちらになったにせよ、理解を得られる見通しはない。
*+*+ 毎日jp 2011/01/18[23:36:03] +*+*
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