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・1月22日から28日まで、TOHOシネマズなどで全国公開されるアニメーション映画
「ハイブリッド刑事」は、入場料がなんとタダ。「秘密結社 鷹の爪」シリーズで大勢のファンを
持つFROGMAN監督が、脚本を書き、絵を描き、ほとんどのキャラの声を当てて作り上げた
作品は、笑いのなかに社会風刺も盛り込まれ、見終えたあとになにかが残る。タダな上に
得をする、史上初の映画はどうやって誕生した?
「無料で映画を上映できたら面白い」。そんなアイデアが、FROGMAN監督に浮かんだのは、
昨年春先のこと。検討を重ねていたところに、トヨタ自動車の販売チャネルのひとつで、クラウン
などを扱っているトヨタ店から、面白いことができないかと持ちかけられた。トヨタ店の
プロモーションに役立つ映像にすることで、無料化できると思いつき、「ハイブリッド刑事」が作られた。
スポンサー付きだからといって、「ハイブリッド刑事」は、全面的な宣伝映画というわけではない。
省庁統合で生まれた余剰人員が、警視庁に寄せ集められて作られたハイブリッド課の刑事たちが、
難事件を解決することで、自分たちの存在意義を示そうとするストーリー。そこからは、公務員制度
改革や、事業仕分けといった施策に見える、「行き過ぎている部分」を指摘する、硬派なメッセージが
浮かんでくる。
「公務員はみんな悪い、といった空気がある中で、本当はどうなんだろうと考えてみたかった」と
FROGMAN監督。「敵だと強く思いこんでいたものが、近づいてみると、それぞれに事情が
あるんだと気づくことが続いた」。そんな経験が、シニカルなギャグにあふれたストーリーに結実した。
「映画の内容に関して、トヨタ店からはなにもいわれなかった」。その代わり、見せる場面では
何種類ものハイブリッドカーが、刑事たちの足となって登場。ハイブリッドカーならではの経済性や
エコロジー性を観客に示す。FROGMAN監督らしい割り切った見せ方が、笑いの中に商品への
好感を生む。(抜粋)
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