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青森大 偽装留学 見抜けず
中国人による多数の偽装留学が見つかった青森大学(青森市)は14日、記者会見を開き、
末永洋一学長が「偽装留学に利用され、審査が甘かった」と陳謝した。2008年度以降、県外に住み、
通学実態がないなどとして除籍処分にした留学生は10日までに140人。昨年10月時点の122人から
さらに増えたが、今回の問題では、少子化時代の地方大学の苦境ぶりも改めて浮き彫りとなった。(別宮潤一)
「少子化で日本人学生が減る中、生き残りをかけ、留学生を増やしてきた」「向学心があるのか就労目的なのか、
顔に書いてあるわけじゃないから見抜けない」―。会見で末永学長はうなだれた。
同大では2006年度ごろから大勢の中国人留学生受け入れを始めたといい、採用担当の中国人3人を雇ったり、
内モンゴル自治区や北京の日本語学校計3校と提携したりしてきた。
10年度(5月1日現在)は全5学部と大学院の定数計2060人に対し、日本人学生は1129人にとどまり、
272人が留学生だった。
だが、年55万円の学費の一部と入学金10万円を払い、半年は授業に出たものの、アルバイトのため首都圏や
中京圏に移り住む留学生が相次ぎ、08年度2人、09年度83人、10年度55人を学則に基づき除籍処分にした。
全員が中国人で、大半が帰国したとされる。
同大は「除籍者の3割から入学時の書類の偽装が見つかった」とし、学費の支払い能力を証明した資料を調べたところ、
親が本当は無職や牧場従業員なのに、「教員」「牧場経営者」などと偽っていたという。末永学長は「書類が本当か
調べる能力なんて、どの大学にもない」とする。>>2へ続く
2011年01月15日 朝日新聞
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