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【国際リード投資詐欺】 独居90代女性「田畑も売った全財産…悔しい」 営業マン利子強調のみ
「全財産を失ってしまった。本当に悔しい」。差金決済取引(CFD)を持ちかけて、高齢者らから多額の資金を
集めたうえで倒産した投資会社「国際リード投資」(大阪市西区)をめぐる詐欺事件。兵庫県尼崎市内に住む
90代の女性は、平成20年12月から21年3月にかけて、リード社の勧誘を受けて計約3400万円を払い込んだ。
亡くなった夫とコツコツためた財産の、ほぼ全てだったという。
同社の営業マンが、1人暮らしの女性宅を突然訪れたのは、平成20年12月。「有利な貯金だと思ってもらえばいい」
「毎月ちゃんと配当を支払います」などと強調する一方で、会社や投資内容についての明確な説明はなかった。
初対面だったが営業マンの態度が丁寧だったこともあり、女性は「子供や孫のために」と思って投資することを決めた。
しかし、営業マンの要求は徐々にエスカレート。自宅に押し掛けてきては「すごい利子がつきますよ」などと繰り返し、
「国債を解約して。今から電話を」と迫ることもあったという。
21年3月、同社から突然、連絡があった。「会社が倒産した。資金は返却できない」。驚いた女性は詳しい説明を求めたが、
同社は「営業マンは自殺した」などと言うばかりで取り合う様子はなかった。
そもそもCFDは高齢者に理解しづらい複雑な仕組み。契約時に投資内容の詳しい説明もなかったが、女性は金や原油、
大豆などの取引をしたことになっていたという。
「田舎にあった家や田んぼを売ったお金まで取られてしまった。ご先祖に申し訳なくて…」。夫の年金で細々と暮らす女性は、
細い肩を震わせた。
2011.1.12 14:31
URLリンク(sankei.jp.msn.com)