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持病申告せず免許更新 四日市の踏切追突容疑者
2011年1月7日 朝刊
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三重県四日市市の近鉄名古屋線の踏切で先月30日、自転車の男性2人が
ワゴン車に追突された後、電車にはねられ死亡した事故で、ワゴン車を運転し
ていた歯科医師池田哲容疑者(46)=同市=がてんかん治療で通院していな
がら、昨年夏の運転免許更新時に道交法で義務づけられた持病の申告や診
断書の提出をしていなかったことが県警への取材で分かった。
てんかんは大脳の慢性疾患で、一時的にけいれんや意識障害などの発作が
起きる病気。2002年の道交法改正までは免許の欠格事由とされ、取得・更新
ができなかった。改正後はてんかん患者も主治医による「過去2年間、発作が
ない」などの診断書の提出を条件に可能になった。
捜査関係者などによると、池田容疑者はてんかんの持病があり、数年前から
四日市市内のかかりつけ医に治療と投薬を受けていた。法改正前に運転免許
を取得し、改正後に昨年夏を含め複数回、更新したが、持病を申告せず、診
断書も提出していなかった。
池田容疑者は昨年12月30日午後1時半ごろ、近鉄霞ケ浦駅南側の踏切で
自転車の3人に追突、研修医中本勝昭さん(40)ら2人を死亡させたなどとして
自動車運転過失致死傷などの疑いで同月31日に逮捕された。
池田容疑者は「(現場の200メートル手前にある自分の)歯科医院を通り過
ぎた記憶はあるが、それ以降は覚えていない」と供述。同容疑者の車が蛇行
や急ブレーキを繰り返していたとの目撃証言もあり、県警が事故原因を調べて
いる。