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【中国】中国軍制服組の増長懸念か=「胡主席飛行知らず」異例公表-米
【北京時事】米国防総省高官は11日、中国を訪問中のゲーツ国防長官が胡錦濤国家主席と会
談した際、胡主席が中国軍の次世代ステルス戦闘機「殲20」の試験飛行を知らされていなかったと
の見方を明らかにしたが、軍拡により政治的にも影響力を強める中国軍制服組の増長に対する米
側の強い懸念を示したものといえる。
外交上機微な会談内容の公表は相互信頼関係に影響を与える。胡主席の訪米を来週に控え、
両国が外交的摩擦を回避する時期だけに極めて異例だ。
公表の背景には、中国の文民統制の脆弱(ぜいじゃく)性を懸念するゲーツ長官の判断があった
とみられる。長官自身も同日の記者会見で、中国の文民指導者と軍部の間の意思疎通に懸念を表
明した。
ゲーツ長官は胡主席との11日の会談で、「ステルス機の試験は、私の訪問に合わせたものか」と
直接尋ねた。国防総省高官によると、胡主席も含めその場にいた文民全員が明らかに飛行を知ら
ない様子だった。
中国は2012年の共産党大会を控えた政権移行期にあり、米側には、政権安定化のため軍依存
を強めることで、制服組が政治への影響力を一段と増すのではないかとの懸念もある。
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