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【皇室】 “万世一系”に疑問 小林よしのり「愛子さまが皇太子になれるよう皇室典範改正すべきだ」★3
★小林よしのり「愛子さまが皇太子になれるよう皇室典範改正を」
わしは新著『新天皇論』で、「万世一系」に疑問を呈した。
明治憲法第一条には「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」とある。
一方、皇室典範は「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めている。
男系とは、天皇の父親が天皇または天皇の血筋で、父親を遡っていけば初代神武天皇に辿り着くことになることを指す。
このことから、万世一系=万世男系とのイメージが作られてきた。
しかし、「万世一系」という言葉の使用も、「男系男子」という皇位の縛りも、実際には明治以降に限られたものなのだ。
歴史を振り返ると、必ずしも厳密に男系継承が重視されてきたとはいえない。
明治以前には、8人の女性天皇が存在し、なかには母(斉明天皇)から息子(天智天皇)、
母(元明天皇)から娘(元正天皇)へと受け継がれてきたケースもある。
元正天皇の父親は草壁皇子といい、皇族だが天皇ではない。
つまり、男系といいながら、母親が天皇という事実上の女系継承が行なわれてきたわけだ。
その後、明治のはじめに皇位継承を法制化するにあたっても女帝容認が検討されたが、
時代の「男尊女卑」思想を考慮し、男系男子に限定されることになった。「万世男系」は「男尊女卑」思想の産物だったのだ。
さて、男系男子に限るという、「史上最狭」の皇位継承資格によって、いま皇室に1500年来の危機が訪れている。
このまま行くと(中略)皇居には悠仁さま一人しかいなくなる日が来るかもしれない。
わしは、直系の愛子さまが皇太子になれるように皇室典範を改正すべきだと思っている。
女性天皇も女系天皇も認めてしまえばいいのだ。(以下略)
週刊ポスト2011年1月21日号から一部抜粋 URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)
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