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【政治】 米フロリダ州知事に「新幹線は抜群」 前原誠司外相、訪米中に“鉄”のセールス
★米知事に「新幹線は抜群」 前原外相鉄のセールス
【タラハシー（米南部フロリダ州）＝岩田仲弘】「四十六年間無事故で平均遅延時間は三十秒」
「鉄道建設、雇用創出効果も抜群」。訪米中の前原誠司外相は八日午後（日本時間九日午前）、
ワシントンから往復九時間かけて高速鉄道建設が計画されているフロリダ州に乗り込み、
州都タラハシーでリック・スコット知事（共和党）に新幹線を売り込んだ。
同州の高速鉄道計画（第一期）はオーランド－タンパ間（約百三十五キロ）で総費用は約二十六億ドル（約二千百七十億円）。
ＪＲ東海を中心とする企業連合が受注を目指している。
ただ、スコット知事は、昨秋の中間選挙で徹底した歳出削減を求める保守派の草の根運動
「ティーパーティー（茶会）」の支援を受けて当選。巨額の財政負担への懸念から計画に慎重な姿勢を崩していない。
会談後、知事は質問も受け付けなかったが、ワシントンに戻った前原外相は
「知事は、国際協力銀行（ＪＢＩＣ）による融資ができるようになったと話したら、関心を持って質問していた。
日本の優れた高速鉄道について理解が深まった」と強調。
鉄道ファンとして知られる前原氏自身による売り込みの「成果」をアピールした。
東京新聞 URLﾘﾝｸ(www.tokyo-np.co.jp)