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【国際】 米中関係改善を印象づけたい米高官の訪中相次ぐ オバマ大統領と胡錦涛国家主席の首脳会談へ調整
★米高官が訪中 首脳会談へ調整
アメリカ政府は、今月、ワシントンで行われるオバマ大統領と中国の胡錦涛国家主席の
首脳会談を前に、国務省の高官を北京に派遣し、米中関係の改善を印象づけるため、
意見に隔たりのある諸問題でぎりぎりまで調整を続けるものとみられます。
アメリカ政府は、中国の胡錦涛国家主席が、１８日から４日間、アメリカを公式訪問するのを前に、
中国側との事前調整を精力的に進めており、ゲーツ国防長官に続いて、９日、
国務省で東アジア政策を担当するキャンベル次官補が北京に向けて出発しました。
ワシントンでは、今週、ガイトナー財務長官が、中国との貿易不均衡の是正に向けた政府の
取り組みなどについて講演するほか、クリントン国務長官も、北朝鮮やイランの核開発問題をはじめ、
さまざまな外交課題を解決するうえでの中国との協力の重要性について演説するなど、
米中関係に主眼を置いたイベントが相次いで開かれます。
アメリカと中国は、今回の首脳会談を通じて、去年、アメリカによる台湾への武器売却などを
きっかけにぎくしゃくした米中関係の改善を印象づけたいだけに、通貨・人民元の為替レートの
問題や朝鮮半島情勢への対応など、意見に隔たりのある諸問題で、ぎりぎりまで調整を続けるものとみられます。
NHK URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)