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【北京=佐伯聡士】旧ソ連が建造に着手し、未完成のまま中国に売却され、
東北部の遼寧省大連で補修作業が続いていた中型空母「ワリャーグ」(全長304メートル、約6万トン)が、
2011年中にも訓練用として本格運用される見通しとなっていることが、当地の軍事専門家の分析でわかった。
ワリャーグの運用が始まれば、「強大な海軍」建設を国家目標に掲げる中国が保有する初の空母となる。
同空母では、艦載機の発着訓練などが行われ、国産空母による空母戦闘群の配備に向けた実質的な一歩を踏み出す見通しだ。
同専門家によると、10年12月に撮影された写真には、
同年8月にはなかった防空「3次元レーダー」が艦橋最上部に設置されていることが確認された。
さらに、船体の喫水が深くなっている。動力装置や電気システムなど艦内設備が修復された可能性が高い。
(2011年1月4日03時03分 読売新聞)
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