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菅直人首相と民主党の小沢一郎元代表が1日午後の同じ時間帯に、別々に新年会を開き、
側近らを集めて今年の抱負を語った。小沢氏がいつ衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席するべきなのか、
主張に開きがある両者が、互いを意識した発言で見えない火花を散らした。
菅首相は1日午後、約5時間にわたって首相公邸で新年会を開催。
閣内から仙谷由人官房長官、北沢俊美防衛相、蓮舫行政刷新相ら、
民主党側から枝野幸男幹事長代理、江田五月前参院議長など衆参約45議員が参加した。
出席者によると、首相はあいさつで「今年は自分らしさをしっかり出したい」と宣言。
さらに「臨時国会は守りに徹したが通常国会はそうはさせない。
やりたいことをやるために権力を掌握する」と意気込みを見せた。
首相は例年元日、東京都内の自宅に側近議員や知人を招いており、今年は首相の希望で「祝賀会」を開いた。
公邸内の私生活スペースを使い、首相側がすしやおでんなどを用意した。
一方、小沢元代表は都内の自宅で新年会を開き、原口一博前総務相、山岡賢次副代表、
細野豪志前幹事長代理、谷亮子参院議員ら衆参約120議員が参加した。
小沢氏はあいさつで、自らの自民党幹事長時代に参院が与党少数ながら法案成立にこぎ着けた
事例を挙げながら「ねじれ国会になったんだから仕方ない、という理屈は通用しない」と、
菅政権の国会運営を暗に批判。その上で「本当の議会制民主主義と、国民の生活が第一の政治を実現したい」と訴えた。
小沢氏は自らの「政治とカネ」の問題については「私自身、皆さんにご迷惑ばっかりかけております」と触れただけだった。
ただ、昨年末には自ら政倫審出席を表明しており、局面を打開すべきなのは参院で問責を受けた仙谷氏らを抱える首相側だとの主張だ。
参加者は「小沢氏はかなり高揚していた」と話した。
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