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日本の新幹線技術が土台の高速鉄道車両「和諧号(CRH型)」を、中国が
“独自開発した”と主張して輸出戦略を加速している。中国鉄道省は米ゼネラル・
エレクトリック(GE)や仏アルストムと鉄道技術で相次ぎ提携し、国境を接する
東南アジアや中央アジアへの延伸や、米国での高速鉄道プロジェクト受注を
政府ぐるみで有利に運ぶ戦略だ。
2011年には試験走行で世界最速の時速600キロ達成を狙うほか、15年までに
国内で3兆5千億元(約44兆円)を投入して高速鉄道網を急ピッチで整備する。
関係筋によると、鉄道省傘下の国有企業、中国南車集団などが生産する「CRH」は、
外観デザインも含め川崎重工業など日本が技術供与した新幹線そっくりの車両で、
一部に改良部分があるにせよ、知的財産権侵害の疑いも残される。
そうした中で中国がGEやアルストムと連携するのは、技術改良プロセスで欧米勢を
利用し、日本の知財権をクリアする手法を編み出す狙いがありそうだ。
欧米勢にとっても、05年に整備が始まった中国の高速鉄道網が、わずか5年で
総延長7531キロと世界トップに躍り出るなど成長性の高い市場になったことに加え、
輸出市場の共同開発でビジネスチャンスが広がることは無視できない。(続く)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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