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岩泉町の日本洞穴学研究所(鹿島愛彦所長)は31日、同町の国指定天然記念物・龍泉洞で
潜水調査を本格スタートした。2009年度、41年ぶりに実施した潜水調査に続き今回は、
第5、6地底湖の探査と水面浮上を目指す。「遊覧船が浮かぶほどの大きさ」とも言われる
巨大地底湖確認へ期待がかかる。
潜水調査を行うダイバー10人ら約20人が調査に参加。第3地底湖に前線基地を設け、
装備を入念にチェックしながら冷たい水の中へ潜った。
同研究所は、09年末から10年初めにかけてと2月の2回、潜水調査と測量を実施。潜水
調査は41年ぶりで、第3地底湖から直線距離で80メートル、水深60メートル地点までを
調べた。
前回調査までに、過去の潜水調査で西方に延びているとされた龍泉洞が南方向に延びて
いることを確認。同研究所が陸上調査で発見した第7、8地底湖がそれまでB、C洞と呼ばれ
ていたものと一致することも分かった。
3日まで実施する今回は、さらに洞窟奥部の第5、6地底湖の探査と水面浮上を目指す。
特に、第6地底湖は過去の潜水調査で「遊覧船が浮かべられるほどの大きさと推測される」
とされ、調査結果が注目される。
同研究所の菊地敏雄研究員は「安全にルートを確保しながら、最終日の水面浮上を
目指したい」と意気込む。
龍泉洞は、調査終了後の4日から3月18日まで、照明施設改修のため、一時閉洞する。
URLリンク(www.iwate-np.co.jp)
昨年度の調査で地底湖に潜る調査員(日本洞穴学研究所提供)=2009年1月3日
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
URLリンク(www.kahoku.co.jp)