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厳しい政権運営が続く菅直人首相。昼、夜の会食相手を分析すると、側近議員ら「身内」が圧倒的に多い。
気心の知れた人物との食事がリラックスタイムになっているようだ。最近では各党幹部との
会食も始めたが「ねじれ国会打開に向け、もっと積極的に他党と接触すべきだ。動きが遅い」(政府筋)との
指摘が出ている。
6月の首相就任後、外遊や夕食会を除き、官邸、公邸を出ての食事は100回を超えた。
行き先は国会近くの焼き肉店やすし店が多い。同席相手は、菅グループに所属する
寺田学首相補佐官が23回と突出。このほか、福山哲郎官房副長官(13回)や
阿久津幸彦内閣府政務官(8回)、江田五月前参院議長(5回)ら首相に近い議員が目立つ。
仙谷由人官房長官との会食も9回あるが、2人きりの食事は一度だけ。7月の参院選敗北後、
一時熱心だった有識者ら外部関係者との会食は、月1回程度に激減した。首相は「役所が取りまとめた
情報しか上がってこない。情報過疎だ」と嘆くが、「身内偏重」が情報不足に拍車を掛けていることは否めない。
首相は12月に入ってから、舛添要一新党改革代表や亀井静香国民新党代表、福島瑞穂社民党党首らと
相次いで食事した。他党幹部との会食は、8月にたちあがれ日本の与謝野馨共同代表と囲碁棋士を
囲む会に出席して以来だ。
「気の合う人物以外とは会話が弾まない」(民主党議員)とされる首相。幅広い情報収集や
他党との連携強化には、「画一的」な会食相手に象徴される“コミュニケーション下手”の
克服が課題なのかもしれない。
ソース:URLリンク(www.sponichi.co.jp)